年俸12億円を破棄、韓国人29歳内野手が目論む“勝算” 米記者「最も注目される一人」

パドレスのキム・ハソン【写真:Getty Images】
パドレスのキム・ハソン【写真:Getty Images】

キム・ハソンが来季年俸12億2500万円の契約を破棄

 パドレスのキム・ハソン(金河成)内野手は年俸800万ドル(約12億2500万円)になる来季契約オプションを破棄し、フリーエージェント(FA)になった。米メディア「ジ・アスレチック」のデニス・リン記者が伝えた。

 29歳のキムは2020年オフに4年2800万ドル(約40億3000万円)でパドレス入り。昨季は152試合出場して打率.260、17本塁打、60打点、38盗塁。安定した守備で、ユーティリティ部門でゴールドグラブ賞を初受賞した。今季は121試合出場で打率.233、11本塁打、47打点、22盗塁。8月に右肩の炎症で離脱し、ポストシーズンには出場できなかった。今回の契約破棄でキムは200万ドル(約3億円)を受け取る。

 移籍1年目から100試合以上に出場。通算4年間で540試合出場して打率.242、47本塁打、200打点をマーク。何より内野ならどこでも守れる安定した守備力で、チームへの貢献度は大きい。米USAトゥデイ紙のボブ・ナイチンゲール記者は「予想通りパドレスとの相互オプションを破棄したキム・ハソンはFA市場で最も注目される二遊間の内野手の一人になるだろう」と伝えた。

(Full-Count編集部)

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