ド軍GM、T・ヘルナンデスと「早く交渉をする」 FA再契約に前向き、人間性も評価
T・ヘルナンデスは今季154試合に出場…打率.272、33本塁打、99打点
ドジャースのブランドン・ゴームズGMは6日(日本時間7日)、テキサス州サンアントニオで行われているGMミーティングに臨み、FAとなったテオスカー・ヘルナンデス外野手について言及した。「テオと彼のグループ(代理人)とは、なるべく早く交渉をする」と、再契約について前向きな姿勢を示した。
T・ヘルナンデスは昨オフに1年2350万ドル(当時34億円)でドジャースに入団。今季は154試合に出場し、打率.272、33本塁打、99打点をマークした。ベッツやマンシーら主力が離脱する中で、勝負強い打撃で大谷翔平投手らとともにド打線を牽引。地区シリーズでは打率.333、2本塁打、OPS1.067を記録し、ワールドシリーズでも打率.350、OPS.931。第5戦では同点適時打を放ち、世界一に貢献した。
1日(同2日)に行われた優勝セレモニーでは、アンドリュー・フリードマン編成本部長が登壇すると、本拠地ファンから「テオと再契約して!」の大合唱が起きた。さらに、T・ヘルナンデスがマイクを持った際は改めてファンから声援が送られ、「君たちが夢を叶えてくれた。私をワールドチャンピオンにさせてくれてありがとう。サンキュー」と感謝を伝えていた。
ドジャースは、1年契約での残留申請となるクオリファイング・オファー(QO)を提示したと見られ、今季の金額は2105万ドル(約33億円)。複数年契約を求めているT・ヘルナンデスは拒否することが濃厚だ。
ゴームズGMは「我々が今季、フィールド上で成し遂げたことにおいて、大きな戦力だった」と活躍を評価し、「それは実に目に見えたこと。彼の活力というか、クラブハウスでの若い選手たちへの影響力が大きい」とリーダー役としての振る舞いも絶賛。果たして、32歳の盛り上げ役はドジャースと再契約するのかそれとも……。
(Full-Count編集部)