打率低下&登板数激減 本塁打王でV貢献、米1年目で63登板も…FA1年目の明暗

オリックス・西川龍馬(左)とソフトバンク・山川穂高【写真:荒川祐史】
オリックス・西川龍馬(左)とソフトバンク・山川穂高【写真:荒川祐史】

昨オフは7人がFA権を行使、4人が新天地に移った

 2024年度のフリーエージェント(FA)期間が始まり、8日にはソフトバンクの石川柊太投手が国内FA権行使を表明した。昨オフは7人が宣言して4人が移籍。行使した選手がどんなシーズンを過ごしたのか見てみる。

 国内FA権を行使したのは5人だった。西川龍馬外野手(広島→オリックス)は、138試合と出場機会こそ増やしたが、2年連続3割を超えていた打率は.258に低下。7本塁打、46打点もいずれも減少したが、盗塁は増加して11だった。

 山崎福也投手(オリックス→日本ハム)は2年連続2桁となる10勝(6敗)をマーク。山川穂高内野手(西武→ソフトバンク)は34本塁打で2年ぶり4度目の本塁打王に輝き、4年ぶりのリーグ制覇に大きく貢献した。

“宣言残留”した石田健大投手(DeNA→DeNA)は6登板で2勝3敗どまり。左肩の肉離れで長期間をリハビリで過ごした。平井克典投手(西武→西武)も昨季の54登板から、今季は13登板で防御率4.66と大きく成績を下げた。

 海外FA権を行使したのは2人。残留した田村龍弘捕手(ロッテ→ロッテ)は51試合の出場で打率.271、0本塁打、14打点。スタメンマスクは44試合にとどまった。松井裕樹投手(楽天→パドレス)はメジャー1年目から64登板で9ホールド、防御率3.73という成績だった。

(Full-Count編集部)

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