引退から5年も…異例のトライアウト参戦 ロッテ→26歳大学院生の“決断”「中途半端ではない」
元ロッテ・島孝明さん【写真:編集部】14日に行われる12球団合同トライアウトに参加する島孝明氏
ロッテを2019年に戦力外となり、引退していた島孝明氏が14日にZOZOマリンスタジアムで行われる「プロ野球12球団合同トライアウト」に参加する。プロ復帰が目標ではないが、「僕も中途半端な気持ちではない」と決意。“記念受験”との声も覚悟し、伝えたい思いがある。
島氏は、東海大市原望洋高から2016年ドラフト3位でロッテ入り。しかしフォームを大きく崩したこともあって3年間1軍登板はなく、2019年に戦力外通告を受けた。その後引退を決断し、その後はセカンドキャリア特別選考入試で国学院大に進学。2024年4月からは慶大大学院に在学している。
挑戦を決めたのは10月。トライアウトが今回で最後になることを聞き、思いがこみ上げた。「最後に挑戦しておきたい。現役時代、最後マウンドで投げられずに引退したこともあって……。ずっと心の中で引っ掛かっていた部分があった」。古巣ロッテの本拠地。高校時代には脚光と歓声を浴びたマウンドだが、プロ入り後は1軍の選手として立つことなく引退。ファンへの感謝も伝えられず悔いが残った。
高校時代にはU-18にも選ばれ、今井達也投手(西武)、早川隆久投手(楽天)らとアジア選手権に出場した。153キロ右腕として鳴り物入りでプロ入りしたが、以降は“自分との闘い”だった。1年目にイップスに陥り、3年で戦力外に。当時は投球するのが難しい状態で、トライアウトも受験しなかった。
1年間、慶大野球部相手に投球…球速は145キロまで回復
(上野明洸 / Akihiro Ueno)