侍26歳の覚醒を「ずっと見たかった」 続く無双“6/6”…進化するドラ1は「バケモンです」
楽天・藤平は豪州戦で3者三振…侍2登板で6者連続三振の無双
野球日本代表「侍ジャパン」の藤平尚真投手が13日、バンテリンドームで行われた「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」のグループB・豪州戦に3番手で登板し、3者三振で退けた。26歳ドラ1位右腕の快投にファンも騒然。「エグない?」「バケモンです」「ついに覚醒したか」と声をあげている。
藤平は2点リードの7回に登板。打者3人を13球で片付けた。直球は最速151キロ。いずれも最後はフォークで空振りを奪った。6回に3点を奪われ2点差に迫られたところで、豪州打線の勢いを止める圧倒的な投球だった。
横浜高から2016年ドラフト1位で楽天に入団も、昨年までの成績は45登板(42先発)で10勝16敗、防御率4.27。背番号は2022年に「19」から「46」になった。しかし、救援に専念した今季は47登板で1セーブ、20ホールド、防御率1.75、奪三振率11.27、WHIP0.88の無双ぶりでブルペンを支えた。
セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、速球の平均球速は150.7キロ。昨年の146.9キロから格段に進化した。侍初登板となった10日の「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本vsチェコ」でも3者三振。日本代表の一員として打者6人を全て三振に仕留めている。
衝撃投球を続ける右腕にファンも歓喜。SNSには「来年クローザーでしょ」「えぐいリリーフになった」「ヤバすぎます」「ずっと見たかった姿」「流れを戻すピッチングは圧倒的」「活躍ほんと嬉しいぜ」とコメントが寄せられた。今後の投球にも注目だ。
(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。