ド軍FAの29歳がまさかの“低評価”…米メディアで不名誉選出 「失敗作」の可能性を指摘

ドジャースからFAとなっているジャック・フラハティ【写真:ロイター】
ドジャースからFAとなっているジャック・フラハティ【写真:ロイター】

「ブリーチャー・レポート」が“失敗”となる可能性のあるFA9選手を羅列

 ドジャースからフリーエージェント(FA)となった主力投手の動向が注目されるなか、米メディアが「失敗作に終わる可能性が高いFA選手」を掲載。そのなかにジャック・フラハティ、ウォーカー・ビューラーといった日本のファンにもお馴染みの名前が挙がっていた。

 スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は16日(日本時間17日)に「失敗作に終わる可能性が最も高いMLBフリーエージェント、9選手」のタイトルで記事を掲載。現在FAとなっている選手のなかで、獲得にはリスクを伴う9人の名前を挙げている。

「チームの中心選手として、多額の資金を投資した場合、期待どおりの成果が得られなければ、痛手を受けることになる。もちろん、長期契約がうまくいかない場合、これよりさらに大きな損失を受けるだろう」とした上で「特に予算が限られているチームにとっては、1年契約でも『悪い契約』になることがある」として、9選手を並べた。

 ドジャースからは、まずは今季13勝7敗、防御率3.17、194三振を奪った29歳のフラハティ。記事では「問題なのは、2024年が非常に素晴らしいシーズンだったにもかかわらず、2020年から2023年の間は、防御率4.42、(投手の失点率の評価の指標の)FIP4.36という成績だったことだ」と指摘した。

 同メディアはFA契約予想ではフラハティが2026年のシーズン終了後にオプトアウトできる3年6000万ドル(約93億円)の契約を結ぶと推測。「彼が健康であれば、これは球団にとって非常に有利な契約となるかもしれない。しかし、2024年シーズン以前の4年間、マウンドに立つのに苦労した時のようなフラハティが、チームに来てしまった場合、どの球団も失望することになるだろう」と評価していた。

ビューラーは今季1勝6敗に終わった

 続いて今季は1勝6敗、防御率5.38の30歳のビューラーだった。「ポストシーズン最後の10イニングで1失点も許さなかった」と大舞台での躍動を紹介。しかし「ナ・リーグ地区シリーズ第3戦で5イニングを投げて6失点した」とも言及。「先発投手の怪我が相次いでいなければ、ビューラーはポストシーズンのロースターにも入っていなかったかもしれない。それほどまでに彼は2度目のトミー・ジョン手術から復帰した最初のシーズンは苦しんだ」と記した。

 今季は苦しんだシーズンを送っただけに「この30歳の投手が2021年にナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で4位に入ったときの調子を取り戻せるかどうか疑問に思う。もしある球団が、価値を回復させようとしているビューラーを1年契約で獲得しようとするなら、それはおそらくリスクを取る価値があるだろう」と来年の活躍に疑問符をつけた。

 ドジャース投手陣は多くの投手がFAとなり、さら怪我の影響で来年開幕に間に合わない投手も多数でている。再契約も含め、オフの動向が注目される。

(Full-Count編集部)

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