日本ハム、“台湾MVP”古林睿煬の獲得を発表 最速157キロの剛腕…新庄監督「とにかく一目惚れ!」
今季は台湾リーグで21登板…防御率1.66でタイトル獲得
日本ハムは20日、台湾プロ野球・統一ライオンズの古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手と契約合意に達したことを発表した。
グーリンは2000年6月12日生まれの24歳。184cm、81kgの体躯から放る最速157キロの速球を持ち味とする。昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップにも台湾代表として出場し、野球日本代表「侍ジャパン」戦では6回1死まで完全試合を継続した。最終的に6回2/3を3安打1失点の快投を披露した。
今季は21試合に先発し、10勝2敗、防御率1.66で最優秀防御率のタイトルを獲得。台湾リーグのMVPにも選出された。
古林は「まずは北海道日本ハムファイターズに声をかけていただいた事に感謝します。ファイターズに入団することと、日本プロ野球でプレーできることをとても光栄に思います。ファイターズは良い選手がたくさん集まっているし、私が好きな選手もいます。とにかく1日も早く皆さんに会って、野球の話がしたいです。これからさらにレベルアップして、チームに貢献できるように頑張っていきます」と意気込みを語った。
また、栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサーも「今季は春先から数度、台湾へ足を運び、グーリン投手の動向を伺っていました。昨年と比べてもマウンド上での存在感が増しており、急成長を遂げた印象を受けました。ストレートの魅力はもちろんのこと、変化球の精度はここからさらに洗練されるはずで、今後の伸び代を強く感じています。グーリン投手の成長には統一ライオンズのリン監督はじめ多くの方々のサポートがあったに違いありません。統一球団の皆様の思いをしっかり引き継ぎ、グーリン投手がNPBを代表する投手となるよう、ファイターズは彼と共に歩んでいきます」とコメントした。
新庄監督も「今年から本格的にルェヤンを意識し始めたけど、とにかく、一目惚れ! これは素晴らしい投手だと思いました。優しい顔をしているのに、度胸満点だものね。これまでは『台湾を代表するピッチャー』だったかもしれないけど、これからは『世界で通用するピッチャー』になっていきますよ。先発ローテーションに割って入って欲しいけど、ここは競争。焦らず自分の良さを少しずつ出していってもらって、時間をかけて自分のポジションを確立していってほしいね。最後に、ルェヤンのおばあちゃん、我々がお孫さんのことをしっかり守っていきます!」と“らしい”コメントを残している。
(Full-Count編集部)