大谷翔平、来季の開幕二刀流に照準「スタートから投げる、打つ」 電話会見で明言

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

東京開幕戦での投手復帰は微妙も「今できることとしてはもちろん開幕を目指している」

 全米野球記者協会が選出する両リーグの最優秀選手(MVP)が21日(日本時間22日)に発表され、ナ・リーグはドジャースの大谷翔平投手が受賞した。2年連続3度目の選出で、3度の満票選出とDH専任はともに史上初。両リーグ受賞はフランク・ロビンソン以来2人目の快挙だ。受賞後に恒例の電話会見に臨み、二刀流復活への思いを語った。

「本来ならピッチングもして、オフェンスでも出続けてというのが、やりたいこと。自分に課されている仕事だと思っているんですけど、それができなかったので。オフェンス面で補えるぐらい、1年目ということもあって、しっかり活躍したかった。皆さんに評価してもらって、すごく光栄というか、うれしい気持ちで今はいます」

 10月26日(同27日)のワールドシリーズ第2戦で左肩を亜脱臼。ワールドシリーズ制覇後の11月上旬に手術を受け、来年3月に東京ドームで行われるカブスとの開幕戦での投手復帰は微妙な状況となっている。それでも、大谷は「スタートから投げる、打つを目標に動いています。ただ見通しよりも少し状態が良くなかったので。時間がどれぐらいかかるか分からないですけど、今できることとしてはもちろん開幕を目指している」と語った。

 現在のリハビリの状況についても明かした。「今は主に可動域を広げている感じです。抜歯も終わって、傷口は閉じているので。今日から、ついさっきから体幹トレーニングと下半身トレーニングがようやくスタートした」。トレーニング再開には少しうれしそうだった。

 受賞したMLBネットワーク内でも投手復帰が話題になった。来季のサイ・ヤング賞受賞を期待していると声をかけられ、「取れたら最高ですし、まずは復帰して、もう1回さらに強くなったパフォーマンスを出して自信を持ってマウンドに上がるのが目標かなと思います」と力強く語った。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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