豪快満塁弾に大熱狂も…牧秀悟がポロリ「空席がちょっと」 観客数3万3000人で自らを奮起
観客数は3万3300人…大歓声には感謝「気持ちが高まった」
満員ではない観客席を見て自らを奮い立たせた。野球日本代表「侍ジャパン」の牧秀悟内野手(DeNA)は22日、「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」スーパーラウンドのベネズエラ戦で決勝の満塁本塁打を放った。国際大会26連勝。決勝進出に“王手”をかけた一方で、試合後思わず本音も漏らした。
嫌なムードを払拭した。「6番・一塁」で出場した牧は5番の栗原(ソフトバンク)が押し出し四球で同点に追いついた直後の打席だった。2死満塁で1ボールからの2球目を振り抜くと打球は左翼席へ。勝ち越しの満塁弾でこれが決勝点となった。
ベンチに戻るとDeNAでお馴染みのパフォーマンス「デスターシャ」を披露。チームメート、球場も一緒になって大盛り上がりだった。「今日まで全然打ててなかったので。気持ちが高まったみたいな印象があります」と興奮冷めやらぬ様子で明かした。
一方で、この日の観客は3万3300人。チケットは2試合共通で第1試合のチャイニーズ・タイペイの応援団も多く詰めかけていた。そのため、第2試合では内外野のところどころに空席も見られた。牧は「盛り上がっていると思うんですけど、空席がちょっと……ちょっと目立つので。もっと頑張りたいなと思いいます」とポロリと本音も漏らした。
23日はスーパーラウンドでチャイニーズ・タイペイと対戦する。第1試合で米国が勝利した場合、決勝進出が決まるが、世界一へ負けられない戦いには変わりない。「ホームでの試合なので。こっちの勢いを相手にぶつけられるようにやっていきたいなと思います」。自らを奮い立たせた。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)