菊池雄星を補強も…エ軍にのしかかる“課題” 99敗からの反撃へ、まだ足りない現実
ソレアやヘンドリクスらタイトルホルダーを獲得
エンゼルスは25日、アストロズからFAとなっていた菊池雄星投手と3年6300万ドル(約97億円)で契約に合意したと米紙「ニューヨークポスト」ジョン・ヘイマン記者が報じた。菊池に限らずオフは積極的に動いているものの、米記者は“懐疑的”な目を向けているようだ。
米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」にゲスト出演した米メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏はこのオフのエンゼルスの補強について言及。「エンゼルスは毎年何か新しいことをしているようだ」と少し疑問視した様子で、「でも、トラウト(の起用法)によって決まってくる部分が非常に多い。そして、エンゼルスが頼りにしているかは定かではないが、アンソニー・レンドン(の起用法)も多少は影響する」と分析した。
エンゼルスはこのオフ、2019年本塁打王のホルヘ・ソレア外野手、2016年に最優秀防御率のカイル・ヘンドリクス投手、強打が持ち味のトラビス・ダーノー捕手、便利屋のケビン・ニューマン内野手ら実績ある選手を獲得してきた。しかし、「彼らはまだ補強が必要だ。先発はもう1人、中継ぎも間違いなく必要だ。ルイス・レンヒーフォの起用方法によって、二塁手か三塁手も。エンゼルスが(これで)補強を終わらすことはできない」とローゼンタール氏。
63勝99敗、ゲーム差25.5でア・リーグ西地区最下位に沈んだチームにはまだまだ補強が必要だとしている。MVP3度のトラウトも近年は故障がち。また、2019年オフ7年2億4500万ドル(約377億円)で加入したレンドンも、過去4年間は平均51試合、打率.242、4本塁打、OPS.717と期待を裏切っている。果たして今後はどんなムーブをしていくのだろうか。
(Full-Count編集部)