鷹・近藤健介が現状維持5.5億円で契約更改 首位打者&リーグMVPも「後味よくなかった」
首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得…4年ぶりのリーグ優勝に貢献
ソフトバンクの近藤健介外野手が29日、みずほPayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸5億5000万円(金額は推定)で来季の契約にサインした。7年契約の2年目となる今季は打率.314で自身初の首位打者に輝くなどの活躍で、こちらも初めてのパ・リーグMVPを受賞。チームにとって4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。
近藤は「個人的にはMVPが取れてよかったと思いますけど、143試合出てタイトルを取りたかったので、そこが一番悔しいというか。日本一になれなかったので。後味はよくなかったなと」と振り返った。
今季は129試合に出場して打率.314、19本塁打、72打点をマーク。出塁率.439で2年連続4度目となる最高出塁率に輝いた。移籍1年目の昨季は26本塁打、87打点、出塁率.431で3部門のタイトルを獲得していた。
来季に向けては小久保裕紀監督から春季キャンプの「S班」に指名されており、来年2月上旬の調整を一任されている。今年9月に捻挫した右足首の状態をまずは戻し、3年連続の打撃タイトル獲得を狙う。右翼起用の構想も明かされており「これまでもやっていたんで、それなりに。(左翼にコンバートされる)ギーさん(柳田悠岐外野手)ほど難しくはないのかなと思います。コンバートしてギーさんをDHだったり、負担を減らすということだと思うので。怪我せず1年間ライトを守れることが大事になると思います」と頼もしかった。
(Full-Count編集部)