33歳が95億円契約の裏で…元NPB戦士の“明暗” 今季メジャー0登板、武者修行も苦戦

メッツ傘下からFAとなっている藤浪晋太郎(左)とレッドソックス傘下3Aの上沢直之【写真:Getty Images】
メッツ傘下からFAとなっている藤浪晋太郎(左)とレッドソックス傘下3Aの上沢直之【写真:Getty Images】

藤浪はプエルトリコのWLで腕を磨く、上沢はマイナーで防御率7.63

 今季のメジャーリーグでは、2年連続3度目のMVPに輝いたドジャース・大谷翔平投手ら多くの日本選手が躍動。このオフにFAになった選手では、33歳の菊池雄星投手がエンゼルスと3年6300万ドル(約95億円)で合意した。一方で、まだ去就の決まっていない日本選手もいる。

 30歳の藤浪晋太郎投手は今オフ、メッツからFAとなった。米球界2年目の今季はメッツと1年335万ドル(約5億円)プラス出来高で契約したものの、メジャー昇格できずに1年を終えた。マイナーでは33試合に登板して防御率5.94に終わった。

 現在はプエルトリコのウインターリーグに参加しており、4登板(4先発)で11回1/3を投げて防御率3.86。10四球4死球、5暴投と依然として制球力が課題のようだ。

 上沢直之投手は、昨年オフに日本ハムからポスティングシステムを利用してレイズとマイナー契約。招待選手でメジャーキャンプに参加も、レイズからマイナーへの合流を通達され、契約条項を行使してレッドソックスに移った。

 30歳右腕は4月28日にメジャー初昇格を果たし、2試合に登板して勝敗は付かず、防御率2.25。5月以降は3Aウースターで過ごし、マイナーでは20登板で5勝4敗、防御率7.63だった。このオフにFAとなり、日本球界復帰も取り沙汰されている。

(Full-Count編集部)

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