各地で躍動する2016年楽天ドラフト 1位は侍Jで躍動…日本一胴上げ投手、巨人鉄腕も
楽天の2016年ドラフト1位・藤平が侍ジャパンで活躍した
楽天は今季67勝72敗4分けのパ・リーグ4位でシーズンを終えた。来季は三木肇新監督のもと2013年以来の優勝を目指す。今年のドラフト会議では4球団が競合した宗山塁内野手の獲得に成功したが、2016年ドラフトに注目すると、飛躍を遂げた選手を何人も指名していることが判明した。
横浜高から1位で入団した藤平尚真投手は中継ぎに回った8年目の今季に開花。47試合に登板し、防御率1.75で20ホールドをマーク。このオフには野球日本代表「侍ジャパン」にも初選出され「ラグザス プレミア12」でも活躍しブレークした。
立大から3位入団の田中和基内野手は2018年に新人王を獲得。今季は68試合の出場で打率.129と苦しんだものの、1年目から毎年50試合以上の1軍出場機会を得ている。京都翔英高から8位入団の石原彪捕手は今季キャリアハイの68試合に出場し、プロ初を含む4本塁打を放った。
一方でチームを変わって躍動した選手も多い。創価大から2位入団の池田隆英投手は1軍で2018年のみの出場だったが、2021年開幕前にトレードで日本ハムへ移籍。同年は先発として16試合に登板し、2023年は中継ぎで自己最多51試合に登板し25ホールド。今季も29試合で15ホールドの成績を残した。
5位の森原康平投手は2019年に29ホールド、防御率1.97を記録するなど、勝利の方程式の一角を務めた。その後2022年7月にトレードでDeNAへ。2023年から抑えを任される場面が増えて17セーブ。今季は守護神として29セーブを挙げてチームの日本一に貢献した。
9位入団の高梨雄平投手は1年目から活躍していたが2020年7月にトレードで巨人へ入団。巨人でも5年連続20ホールドをマークし、今季もキャリア最多タイの25ホールドでチームの勝利の継投の一角を担った。プロ入団から8年連続で40試合登板をクリアしている。
10位の西口直人投手は昨年9月に内側側副靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、育成契約選手として支配下復活を目指している。また4位の菅原秀投手、6位の鶴田圭祐投手、7位の野元浩輝投手はすでに戦力外となっている。
(Full-Count編集部)