“最弱球団”で「本当につらかった」 ド軍移籍で覚醒…解放された苦悩「幸運だった」
コペックがチームメートに明かした心境の変化
今季途中にホワイトソックスからドジャースに加入したマイケル・コペック投手は、結果的に“最弱球団”から最強球団に移籍し、チャンピオンリングを手にすることになった。シーズンを終え、チームメートらと語り合った際には「本当に幸運だったよ」と激動のシーズンを振り返った。ドジャース専門サイト「ドジャー・ブルー」が4日(日本時間5日)に伝えている。
同サイトは、ワールドシリーズ制覇を祝したパレード後に、同僚のムーキー・ベッツ外野手が司会を務めるトーク番組「On Base with Mookie Betts」にチームメートと出演したコペックの会話内容に言及。7月29日(日本時間30日)に移籍が決定し、「『ああ、これで(ようやく)野球が始まるんだ』って思った」と明かした。
ホワイトソックスでメジャーデビューし、腕を振ってきたコペックだったが、今季は序盤からチームは地区最下位に沈み、シーズン100敗を超えるペースだった。
苦戦するチームの中で勝利よりも、自らのキャリアのために投げるという感情になっていたコペック。「自分のキャリアのためだけにプレーしていると分かっていても、野球は(本来)自己中心的なスポーツではない。それ(矛盾)が本当につらかった」と話す。
2022年から2024年にかけて、ホワイトソックスは183勝303敗と苦戦。「言いたくないけど、ホワイトソックスでは惰性でやっているような気がしていた」。ホワイトソックスでは43試合で防御率4.74も、ドジャース移籍後は24試合で同1.13、4勝0敗と好投を披露した。「ここに来て、ウィニングカルチャー(常勝する文化)の一部になることができたのは素晴らしいことだった。本当に幸運だったよ」と喜んでいた。
(Full-Count編集部)