イチロー氏だけに残された「100%」への挑戦 251勝左腕は“脱落”も…史上2人目の偉業へ

マリナーズ時代のイチロー氏【写真:Getty Images】
マリナーズ時代のイチロー氏【写真:Getty Images】

満票での殿堂入りへ前進するイチロー氏

 2025年の米野球殿堂入りの候補者となっているイチロー氏が、史上2度目の満票選出へ前進している。MLB公式サイトや米主要メディアも活用する殿堂入り投票のトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」では、29人の投票結果が明らかとなっており、17日(日本時間18日)時点でイチロー氏のみ100%となっている。

 米野球殿堂入りは、メジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得る。全米野球記者協会に10年以上連続で所属する記者による投票で決定。有資格者から最大10人まで投票でき、全投票数の75パーセント以上を集めると、殿堂入りとなる。

 イチロー氏は殿堂入りは確実視されており、満票かどうかに注目が集まっている。過去に満票で選出されたのは、2019年のマリアノ・リベラ氏のみ。デレク・ジーター氏は1票、ケン・グリフィーJr.氏は3票足りずに栄誉を逃した。イチロー氏が満票となれば、野手史上初の快挙となる。

 通算251勝のCC・サバシア氏は8日(同9日)に100%を切ってしまい、残る満票の可能性はイチロー氏のみとなった。29票はまだ全体のわずか7.5%ではあるが、偉業達成に注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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