逸材揃いも…いまや3選手が他球団へ トレード2度や異色の経歴、日ハム11年組の現在

ソフトバンク・近藤健介、上沢直之、日本ハム・松本剛(左から)【写真:小池義弘、荒川祐史、矢口亨】
ソフトバンク・近藤健介、上沢直之、日本ハム・松本剛(左から)【写真:小池義弘、荒川祐史、矢口亨】

2011年ドラフト6位・上沢はソフトバンクでのNPB復帰が発表された

 ソフトバンクは18日、前レッドソックス傘下3Aウースターからフリーエージェントとなっていた上沢直之投手の獲得を発表した。上沢は2011年ドラフト6位で千葉・専大松戸高から入団。現在、同年の日本ハムドラフト入団選手は5人が現役で活躍しているが、同年指名の7選手のうち、日本ハムでプレーしているのは1人だけとなった。

 この年の1位指名は東海大の菅野智之投手だったが契約合意に至らず、翌年に巨人へ1位指名で入団した。日本では2度の沢村栄治賞を受賞するなど、数々のタイトルを獲得。今オフにはフリーエージェント(FA)でのオリオールズ移籍が決まっている。

 2位は帝京高の松本剛内野手。同年ドラフト組ただ一人の“残留”選手で、今季は127試合の出場で打率.236、1本塁打、19打点に終わったが、2022年には打率.347で首位打者を獲得するなど、来季もレギュラーとして期待される。

 3位は東大阪大柏原高から入団した石川慎吾外野手。日本ハムでは多くの出場機会に恵まれなかったが、2016年オフに大田泰示外野手、公文克彦投手とのトレードで吉川光夫投手とともに巨人へ移籍。貴重なサブプレーヤーとして貢献。昨年7月に小沼健太投手とのトレードでロッテ移籍すると、新天地で44試合で打率.348。今季は33試合の出場で打率.211だった。

 4位の近藤健介外野手は横浜高から入団。非凡な打撃センスを発揮し、2022年オフには国内FAでソフトバンクへ移籍。今季も打率.314で首位打者となるなど19本塁打、72打点と大活躍。昨季は本塁打と打点の2冠王にも輝くなど、現在、もっとも3冠王に近い選手ともいえる。

 5位の森内壽春投手はJR東日本東北から入団し、1年目は52試合に登板したが、2年目以降は出番は激減し、2015年オフに戦力外となった。6位が上沢。早大から7位入団の大嶋匠捕手は中学、高校、大学とソフトボール選手という異例の経歴でプロ入り。パワーが注目されたが、本塁打ゼロのまま2018年オフに戦力外となり引退。NPB通算15試合の出場で18打数3安打に終わった。

(Full-Count編集部)

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