ドジャース、今季のぜいたく税支払い161億円　米報道、過去最多9球団が課税ライン超過

ドジャースは総年俸が球界1位の552億円

　今年のぜいたく税の上限を超えた球団が過去最多9球団に達したと、米スポーツ局「ESPN」のジェシー・ロジャース記者が20日（日本時間21日）が報じた。大谷翔平＆山本由伸両投手が所属するドジャースも超過し、支払額は1億301万6000ドル（約161億円）になると推定されている。

　ロジャース記者によると、今年の超過球団はドジャースの他に、メッツ、ヤンキース、フィリーズ、ブレーブス、レンジャーズ、アストロズ、ジャイアンツ、カブスの9球団だという。また、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「球界全体で3億1130万5000ドル（約487億円）　MLB新記録」と報道。ドジャースは1億301万6000ドル（約161億円）だと伝えた。同氏によると「昨年よりも（球界全体で）1億ドル（約156億円）以上増加」しているという。

　ドジャースは昨年12月に大谷と当時スポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル（当時1014億円）のメガディールを締結。年俸の97％は後払いになっているものの、総年俸の計算においては年俸4600万ドル（約72億円）前後で算出されている。また、山本とも投手史上最高額となる12年3億2500万ドル（当時455億円）と契約を結んでおり、総年俸が大きく膨れ上がった形だ。

　なお、ナイチンゲール記者によると、今年の総年俸ランキングは1位がドジャースの3億5301万5000ドル（約552億円）、以下メッツの3億4765万ドル（約543億円）、ヤンキースの3億1619万2000ドル（約494億円）となっている。

　ぜいたく税は1年目が超過分の20％、2年連続なら超過分の30％、3年以上連続なら超過分の50％課税される。超過分に対して2000万ドル（約31億円）ごとに4つの基準額が設定されており、6000万ドル（約94億円）以上の場合は超過分に対して計110％が課せられる。ドジャースは今年が4年連続での超過となり、最大の適用となった。

（Full-Count編集部）