巨人新助っ人は「ダメならすぐ代える可能性」 30HR&.280をOB期待も…過熱する“争い”
高橋尚成氏が巨人が獲得した左の大砲・キャベッジを分析
巨人は18日に、今季アストロズでプレーしたトレイ・キャベッジ外野手の獲得を発表した。OBでメジャーリーグでも活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新し、新戦力を分析。日本1年からの成功のカギを明かした。
2015年MLBドラフト4巡目(全体110位)でツインズに指名され、昨年エンゼルス傘下3Aソルトレークで打率.306、30本塁打、32盗塁の“トリプルスリー”を達成した左の大砲。高橋氏は「左で大きいのを打てる打者がすごく必要だったと思うので、いい補強になったのではないかと思う。メジャーではパッとしないけどマイナーの成績は完璧。いい戦力になるのではないかと思います」と太鼓判を押した。
特徴はやはり、長打力だ。「ツボに入ったら逆方向にも打てる。東京ドームだったらボールが飛びやすいし、本塁打も結構打てるのでは。30本以上打ってくれるでしょう。打率は.280くらい。これができたら間違いなくジャイアンツ優勝です。盗塁は15個くらいじゃないの。そんなに走れるような日本の投手は甘くない」と予想した。
岡本和真内野手と並べ、左右の「ジグザグ打線」が組めることも大きい。一方で、中日で守護神を務めたライデル・マルティネス投手も獲得するなど外国人枠は超熾烈を極める。高橋氏は「開幕はキャベッジとマルティネス、バルドナードとケラーかな。開幕から1か月様子を見て、ダメならすぐヘルナンデスに代える可能性はある。そこでババっと打ち出したら投手を変えるのか、それとも2軍で調整させるのか。グリフィンもローテーションに入れておきたい投手ではある」と4枠の争いを分析する。
さらに「レベル高いですね、今までのジャイアンツの外国人とは違う。ちょっと調子が悪くなったらすぐ代えることができる。阿部監督の見る力、うまく起用していけば必ずいい戦力になる」と期待した。日本で成功するためには「日本の野球をリスペクトすること」と説く高橋氏。リーグ連覇、今年達成できなかった日本一へ、27歳がキーマンの一人となりそうだ。