松井秀喜氏、語った長嶋茂雄氏への思い 10年後の60歳までに…イチロー氏に“告白”

BS-TBS特別番組に出演した松井秀喜氏【写真提供:BS-TBS】
BS-TBS特別番組に出演した松井秀喜氏【写真提供:BS-TBS】

イチロー氏「こういう人が結局、国民栄誉賞」

 マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏と、ヤンキースGM特別アドバイザーの松井秀喜氏によるスペシャル対談が実現。この模様を収めたBS-TBS特別番組「イチローvs松井秀喜~今だから話せる本音対談」が5日に放送された。現在50歳の松井氏は、60歳になるまでの10年のうちに「長嶋さんが喜ぶことはしたい」と恩師でもある、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督への思いを吐露した。

「10年のうちにやりたことは、長嶋さんが喜ぶことはしたいな、と。そこが1番かな。長嶋さんに1番愛情注いでもらって、お世話になったし、長嶋さんが元気なうちに、(自分の)元気な姿をみせたい気持ちはありますね」

 51歳のイチロー氏と向かい合って座り、松井氏は60歳となるの10年後までに何をしたいのか思いを語った。

 松井氏の正直な気持ちにイチロー氏も「長嶋さんが目をかけた最後の選手じゃない? 松井秀喜は。そのあと浮かばないじゃない」と語ると、「目をかけたと言う意味ではそうですかね」と松井氏も応じた。イチロー氏が「その可能性ある選手、今の選手のなかにいるとかいえばピンとこないんだよね」と続け、松井氏も「そこは1番思っています。まずは長嶋さんに喜んでもらいたい、ファンに喜んでもらいたい、ということを1番に考えています」と将来の“ビジョン”を明かした。

 恩師との強い絆にイチロー氏は「ソツがないね。こういう人が結局、国民栄誉賞」とおどけると、松井氏も「自分は断っただけじゃないですか」とツッコミ。さらに「日本人のほとんどが僕よりイチローさんの方がふさわしいと思っていた」と続けた。これにはイチロー氏は「実際に会ったら、全然ふさわしくないの分かるのよ。分かるだろ」「ここにいるスタッフは全員思っているのよ」などと自虐トークを展開して笑わせていた。

(Full-Count編集部)

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