鷹・武田翔太が1.5億円で契約更改「危機感ある」 右肘手術で初の1軍登板なし「悔しい」
昨年4月にTJ手術…不安と戦った1年「ここで抜いたら遅れる」
ソフトバンクの武田翔太投手が7日、みずほPayPayドームの球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の1億5000万円でサインした。今季が4年契約の最終年となる。(金額は推定)
プロ13年目の昨シーズンは、初の1軍登板なしに終わった。3月のオープン戦で1試合に登板したものの、4月には「右肘内側側副靭帯再建術および鏡視下肘関節形成術」、いわゆるトミー・ジョン手術を受け、今もリハビリ組での調整が続いている。
「悔しい気持ちもありましたし、自分の中ではそれ以上に復帰できるのかという不安と、自分の中で毎日戦うというか。ここで抜いたら遅れるという気持ちを常に持ち続けてやってきた」
すでに投球は再開。1月からは傾斜を付けて投球を行っていく予定で、「予定としては順調に来ています。思ったよりも早くいけるのかなと」と話し、5月か6月の復帰を目指していることを明かした。
チームの中で唯一、越年での交渉となった。復活を目指す今季については「危機感はありますし、常に上を目指して進化できるようにというのは持ち続けてやってきたんですけど。今年にかける思いは強いですし、大きな手術も経験して、進化したところもみてもらえるように頑張りたいと思います。一番自分自身が楽しみだと思っていますし、今までにないところを見せられたらいいなと思います」。右肘を万全にして、連覇を目指すチームの力になる。
(Full-Count編集部)