エ軍去った“大谷元同僚”は3億円増 年俸調停を回避…強豪で欠かせぬ存在に
マーシュは年俸調停を回避、300万ドル(約4億7000万円)で契約
フィリーズのブランドン・マーシュ外野手は9日(日本時間10日)、年俸調停の権利を持つ選手と所属球団が希望額を提出する期限を迎え、300万ドル(約4億7000万円)でサインした。エンゼルス時代は大谷翔平投手らとともにプレーし、2022年途中にトレードで移籍。新天地でたくましく成長している。
2022年はエンゼルス時代は93試合で打率.226。トレード期限が迫り、ローガン・オハッピー捕手とのトレードでフィリーズへ移籍した。フィリーズ移籍後は41試合で.288と調子を挙げ、2023年はレギュラーに定着。133試合で打率.277、2024年は135試合で自己最多の16本塁打と19盗塁を記録するなど、3年連続プレーオフ進出に貢献した。
成績向上の要因についてマーシュは、2023年の9月に地元紙「フィラデルフィア・インクワイアラー」のインタビューで、ケビン・ロング打撃コーチから受けた指導がバッティングに変化をもたらしたと明かしている。
ロングコーチは、マーシュのフォームには動きが多すぎたことで、タイミングがうまく取れていなかったことに気付き、「足を広げ、頭を動かすのを止め、考えすぎないように」と指摘マーシュは「頭からつま先まで考えることを辞めたら、打てるようになった。しかも、少しだけ簡単に」と語っている。
昨季は年俸76万ドル(約1億2000万円)でプレーし、3億円の昇給となった。7日(同8日)にはMLBネットワーク選出の中堅手トップ10で6位にも選出されるなど、存在感を見せているマーシュ。2025年のプレーにも注目だ。
(Full-Count編集部)