広島戦力外から6年…防御率0.71の無双 33歳左腕が異国で見せる進化、光る“2位”

広島時代の仲尾次オスカル【写真:荒川祐史】
広島時代の仲尾次オスカル【写真:荒川祐史】

2016年に広島で23試合に登板した仲尾次オスカルはABLで奮闘中

 かつて広島に在籍した左腕が、異国で奮闘している。オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)のアデレード・ジャイアンツに所属する仲尾次オスカル投手は、10試合に登板して防御率0.79の“無双”ぶりだ。

 ブラジル出身のオスカルはここまで10試合に登板して1勝1敗、12回2/3を投げわずかに1失点で、13三振を奪っている。規定投球回には到達していないが、10イニング以上を投げている投手の中では2位の防御率となっている。

 白鴎大時代は指名漏れを経験。2015年ドラフト6位でHondaから広島に入団すると、ルーキーイヤーの2016年に23試合に登板して2勝1ホールドを挙げるも防御率は6.35だった。2017年はわずか2登板、2018年は1軍登板なく、わずか3年で戦力外となった。

 その後はかずさマジックで社会人野球に身を置き、2022シーズンからABLに。2023シーズンも15試合で防御率1.05の好成績を残していた。33歳になった今も抜群の安定感を見せている。

(Full-Count編集部)

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