補強の目玉が僅か半年で“宿敵”ド軍入り「やっちまった」 ファン激怒「とんでもない無駄」

ドジャースとの合意が報じられたタナー・スコット【写真:Getty Images】
ドジャースとの合意が報じられたタナー・スコット【写真:Getty Images】

パドレスFAの救援スコットがライバルのドジャース入り

 パドレスにとっては大誤算だ。ドジャースはパドレスからFAとなっていた救援左腕タナー・スコットと4年総額7200万ドル(約113億円)で契約合意したとMLB公式サイトなど米複数メディアが19日(日本時間20日)に報じた。昨季中に若手有望株を大量放出して左腕を獲得したパドレスにとっては手痛い補強となった。

 パドレスは昨年7月末のトレード期限でスコットと右腕ブライアン・ホーイングを獲得。当時の若手有望株ランキングで球団2位ロビー・スネリング投手、4位グラハム・ポーリー内野手、5位アダム・マズール投手、24位ジェイ・ベシャーズ内野手を大量放出しての獲得だった。

 スコットはパドレスでの28登板で防御率2.73。ポストシーズン進出へ大きな戦力となったが、ドジャースとの地区シリーズで早々に敗退。FAとなった30歳左腕は同地区のライバルへ移ってしまった。米メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は「パドレスにとって、ただただ散々な出来事だ」と同情した。

 ファンからは「結果的にとんでもない無駄になった」「ビジネスが下手だ」「冗談のレベルを超える」「やっちまった!」「もうシーズン開幕のときにドジャースにトロフィーを渡せばいい」「なんという悪手」「フロント運営が悪い」「レンタル選手にしては払いすぎた」など嘆きの声が噴出。スコットも後払い契約となり、「また後払いかよ」「パドレスファンはドジャース陣営に怒っている」とのコメントもあった。

(Full-Count編集部)

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