288HR&1939安打なのに…元助っ人が“一発で削除” イチローは快挙も、高すぎる壁

オリオールズ時代のアダム・ジョーンズ氏【写真:Getty Images】
オリオールズ時代のアダム・ジョーンズ氏【写真:Getty Images】

ジョーンズはオリオールズなどで活躍…通算1939安打&GG賞4度

 米野球殿堂は21日(日本時間22日)、2025年の殿堂入りメンバーが発表され、マリナーズなどで活躍したイチロー氏、通算251勝のCC・サバシア氏、通算422セーブのビリー・ワグナー氏が栄誉を手にした。その一方で“一発アウト”になった名選手も。オリオールズで活躍し、オリックスでもプレーしたアダム・ジョーンズ氏は得票率0.8%で資格を失った。

 米殿堂入りは全米野球記者協会に所属し10年以上のキャリアを持つ記者に投票権が与えられる。有資格者から最大10人まで投票でき、全投票数の75%以上を集めると殿堂入りとなる。一方で得票率が5%未満だと、次回の投票用紙から削除され、脱落となる。

 今回その資格を失ったのは10人。いずれも今回が1年目で、メジャー14年間で1939安打、282本塁打をマークしたジョーンズ氏の他、通算1999安打&「30本塁打-30盗塁」を2度達成したイアン・キンズラー氏、通算344本塁打のカーティス・グランダーソン氏らが涙をのんだ。

 もっとも、MLB公式サイトなども活用するトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」での事前投票の段階でも、彼らの得票率はずっと低いまま。ジョーンズ氏は発表前日の20日(同21日)時点で0.0%と絶望的な状況だった。

 結果として3票が投じられたが、開票結果を見たジョーンズ氏は自身のX(旧ツイッター)を更新。「おいおい、私に投票してくれたのが誰だか分からないが、その人はイチローに投票しなかった笑。投票用紙に名前が載っただけでもなんという光栄。イチロー、CC、ビリー・ワグナー、おめでとう。最高の中の最高の中の最高(の選手たち)」と皮肉混じりにコメントを残した。

(Full-Count編集部)

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