最強ボンズ氏、大谷翔平に勧める打者専任 二刀流よりも…強調する“恩恵”

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

ボンズはMVP通算7回…大谷は3度受賞で歴代2位タイ

 第100回を迎えた全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部主催の夕食会が25日(日本時間26日)、ニューヨーク市内のホテルで行われた。ドジャース・大谷翔平投手は欠席となったものの、米番組でも話題に。この日参加したメジャー歴代最多762本塁打のバリー・ボンズ氏は持論を展開し、大谷に打者1本に絞るべきと提言した。

 米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」で放送されたこの日の夕食会。ボンズ氏は番組の司会を務めるスコット・ブラウン氏から大谷が今季から投手に復帰することを問われると、笑顔を見せつつ「彼はDHに留まって、(打者として)ベストを尽くすべきだと思う。(投手もすれば)疲労困憊になってしまう。負担が多すぎるよ」と、二刀流に否定的な見解を示した。

「今現在チームにもたらしている活躍を考えると、なぜ変える必要があるんだい? (今の活躍は)グレートじゃないか」とボンズ氏。大谷は右肘手術の影響で昨季は打者に専念したものの、54本塁打&59盗塁で前人未到の「50本塁打&50盗塁」を達成し、指名打者としては史上初となるMVPにも選ばれた。

 通算7回のMVPを誇るボンズ氏ゆえの打者のこだわりか。「安定した強い球に素晴らしいスライダーやスプリットを投げられるから、救援投手としてなら起用してもいいかもしれない。1回か2回ね。でも、うまくいっていることを維持すべきだ」と投手の能力を認めつつも、打者だけでももたらす“恩恵”を強調した。

(Full-Count編集部)

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