大谷を真似する選手急増も…元HR王“危惧” 分析する違い「150キロを打ち返せない」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

YouTubeの影響でアッパースイングが増えたが…

 超人的な活躍を続けるドジャースの大谷翔平投手が軽々と打球をスタンドに運ぶ姿は、多くの選手たちの憧れの的となっている。しかし、高校野球の指導経験もあるプロ野球のレジェンドは、流行しているアッパースイングとの決定的な違いを挙げている。

 メジャーリーグで2010年代半ばに“フライボール革命”が起きて以来、日本でもフライを打って長打を狙う打撃スタイルが広まってきた。

 近鉄や中日などで通算404本塁打を放ち、現役時代は豪快なフルスイングが持ち味だった中村紀洋氏は、26日に公開されたYouTubeの「名球会チャンネル」に出演。「今、高校生にも教えているけれど、上から(ボールを)潰すことができていない。YouTubeの影響などで、みんな下から上の打ち方になっている」と課題を挙げた。

 大谷の打撃については、下から振り上げているというイメージがあるが、それには誤解があると指摘。中村氏は「彼の場合は最後に(バットを)被せている。上から潰さない限りは150キロを超えるような球は絶対に打ち返せない」と述べた。

(Full-Count編集部)

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