大谷翔平、球界No.1の「8.1」 メジャー唯一の“領域”…二刀流復帰で再び最強、米予測
打者成績は打率.280、43本塁打、104打点…投手では10勝&防御率3.49の予測
ドジャース・大谷翔平投手は昨季、54本塁打&130打点の2冠に輝いただけでなく、前人未到の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成した。今季は投手の投手の復活が期待され、二刀流としてLAファンの前に登場する予定だ。米データ会社の予測では、3年連続のMVPが濃厚と見られている。
メジャーリーグでは、過去の成績や打球傾向、打席内容、年齢などに基づいてパフォーマンスを予測するシステムが確立している。米データサイト「ファングラフス」でも採用されており、「Steamer(スチーマー)」の2025年成績予測を見てみる。
同システムによると、“打者・大谷”は154試合出場で打率.280、43本塁打、104打点、出塁率.373、OPS.939、123得点、34盗塁と予測された。そして、“投手・大谷”も24試合に先発して10勝7敗、防御率3.48、141奪三振、奪三振率10.50、139回1/3を記録すると算出されている。
打撃成績は2024年シーズンよりも下降すると見られているが、本塁打、打点、得点の3部門で堂々のリーグ1位。3年連続での本塁打王と好意的な分析だ。また、MLB公式が成績予測に基づいて寄稿した記事でも「スチーマーによると、オオタニは球界でも最も価値のある選手」と評されているように、勝利貢献度を示すWARは、打者5.6、投手2.5の合計8.1。両リーグで唯一8を超え、1位となっている。
近年のMVP投票はWARを重視する傾向にあり、もし同社の予測通りならば大谷は3年連続、通算4度目のMVP受賞の可能性もある。また、このオフに大谷を超える15年総額7億6500万ドル(約1200億円)の契約を結んだメッツのフアン・ソト外野手はWAR6.5との見立てだった。果たして、二刀流復帰イヤーで大谷はどんな成績を残すのだろうか。
(Full-Count編集部)