イチロー氏の“完璧”英語に衝撃 同僚が証言、初対面で絶妙スラング「いいケツしてる」

2001年、マリナーズ時代のイチロー氏【写真:Getty Images】
2001年、マリナーズ時代のイチロー氏【写真:Getty Images】

同い年のスウィーニー氏、メジャー通算1540安打…マリナーズでもプレー

 イチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が米野球殿堂入りを果たし、米スポーツ局「ESPN」はイチロー氏とチームメートや対戦相手だった選手のコメントを紹介。イチロー氏と同い年のマイク・スウィーニー氏は、初対面での衝撃の出来事を語っている。

 1995年にロイヤルズでメジャーデビューしたスウィーニー氏は、2009年からマリナーズに移籍し、イチロー氏とともにプレー。メジャーで16年間活躍し、215本塁打を含む通算1540安打を記録した。

 イチロー氏がメジャー挑戦1年目だった2001年のオープン戦。ロイヤルズの一塁手だったスウィーニー氏は、左中間に安打を放って出塁したイチロー氏と初めて顔を合わせた。「南カリフォルニア出身で日本語を何も話せなかった私は、イチローになんて話しかけていいか分からなかった。彼が英語を理解しているかどうかも分からなかった」という状況で「日本で試合をしたときに、米国の選手が安打を打つたびに巨大ディスプレイに『ナイスバッティング』と表示されていた」ことを思い起こしたという。

「だから彼の方を見て、背中を軽く叩いて『イチロー、ナイスバッティング』と声をかけたんだ。どんな反応をするか分からなかったね」。その直後の反応は驚きだった。「マイク・スウィーニー、いいケツしてるじゃん」と即座にスラングで返してきたという。初対面での思わぬやりとりに「死ぬほど笑ったよ。『なんてこった、彼の英語は完璧じゃないか。アクセントもない。この男は素晴らしい選手になるぞ』と思ったね」。メジャー1年目からプレー以外の部分も準備万端整えていたエピソードを、そう振り返っている。

(Full-Count編集部)

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