去就決まらぬ元HR王…246億円拒否の裏に“高望み”? 代理人に批判の声「キャリア傷つけた」
メッツからFAとなったアロンソの“行き場”に米注目
通算226本塁打を放ち、メッツからFAとなったピート・アロンソ内野手の“行き先”に注目が集まっている。地元放送局「SNY」の番組「Baseball Night in New York」に出演したアンディ・マルティーノ記者は「アロンソが却下したメッツの最終オファーを、ブルージェイズが上回ることはタフだ」などと言及している。
メッツは2023年に7年1億5800万ドル(約246億円)の大型契約を打診したが、アロンソ陣営はそのオファーを拒否した経緯がある。この“却下”が失敗だったか、今オフは各球団の補強策から見放されている。
昨季は全162試合出場して打率.240、34本塁打、88打点をマーク。メジャー1年目の2019年に本塁打王に輝き、コロナ禍で短縮シーズンだった2020年を除いてシーズン30発以上を放つ長距離砲だが、来季の“居場所”がまだ決まっていない。
同記者は「(メッツのオファーは)おおよそ3年7000万ドル(約109億円)と後払い金だった。アロンソが結べる契約規模を考えれば(アロンソの)大勝利と言ってもいいだろう。ブルージェイズはアンソニー・サンタンデール外野手と後払いを計算したあと6000万ドル(約93億円)台(相当の)契約を結んだので、彼らはメッツが提示したオファーを上回ることはないだろう」と説明した。
また、同局のフィリップ・マルティネス記者によれば、スティーブ・コーエンオーナーは「私たちはピートにかなりのオファーを提示した。個人的な感想を言えば、この会話や交渉には疲れ果てている。ソト(の交渉)はタフだったけど、これはもっと酷い。提示された契約体系が好きではない」と話していると言及している。
このことを伝え聞いたファンは「ボラスはピートのキャリアを傷つけた」「ボラスは何を求めているんだ?」「アロンソ陣営はもっと現実的にならなければいけない」「これはボラス代理人のせい」「あまりいい状況ではないようだ」などの声を上げて“敏腕”代理人の存在を疑問視していた。
(Full-Count編集部)