問われる566億円男の価値 殿堂入りへ番記者が指摘…大谷翔平以外にも候補の“3人”

ドジャースのフレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツ、クレイトン・カーショウ(左から)【写真:ロイター】
ドジャースのフレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツ、クレイトン・カーショウ(左から)【写真:ロイター】

大谷翔平と殿堂入り候補に名前が挙がる“3人”

 ドジャースから将来的に殿堂入りする可能性のある選手は4人いると、米メディアが報じている。MLB公式のソニア・チェン記者は「クーパーズタウンへの軌道に乗っているドジャースの選手たち」と題して、大谷翔平投手ら4人の名前を挙げた。

 まずはクレイトン・カーショー投手だ。同記者は「カーショーはまだドジャースと再契約していないので、厳密に言えば(取り上げるのは)ルール違反だ。しかし、彼に言及せずにこの議論を進めることは不可能だ」と説明している。

 カーショーはナ・リーグのサイ・ヤング賞を3度受賞し、2014年にはナ・リーグMVPに輝いた。同記者は「フランチャイズ(ドジャース)の象徴であるだけでなく、彼の世代における最も偉大な先発投手の1人だ」と評価している。さらに「カーショーはキャリア通算212勝94敗の成績を収めており、あと32三振で3000三振に到達する」と“大記録”もついてくる。

 2人目に名前を挙げたのは、ムーキー・ベッツ内野手だ。ベッツは2018年のア・リーグMVP、6度のゴールドグラブ賞、7度のシルバースラッガー賞を獲得するなどの活躍を見せている。同記者は「ベッツが超一流の右翼手から超一流の遊撃手へ上手く転向できれば、彼はさらに魅力的な候補者となるだろう。そして、それを高い攻撃力を維持しながら実現できれば、ベッツの殿堂入りの理由はより明確になる」と指摘している。

大谷翔平は「二刀流選手として活躍する前例のない機会を得た」

 3人目にはフレディ・フリーマン内野手の名前をピックアップした。同記者は「ここまでの(15年間で)通算打率.300を誇るフリーマンは、実はキャリアの後半にさらに良くなってきている」と言及している。フリーマンは2020年にナ・リーグMVP賞を受賞し、2021年にはブレーブスで、そして、2024年にはドジャースでもワールドシリーズ制覇を果たした。

 さらにメジャー安打数2267本はMLB現役選手の中でトップ。同記者は「以前、彼は3000本安打に届くまで長くプレーしたいと語っていた。35歳のシーズンを迎える彼にとって、それを実現するのは難しいかもしれない。しかし、何かを成し遂げようと決意しているフリーマンを決して軽視してはいけない」としている。

 4人目に名前が挙がったのは大谷だった。同記者は「オオタニはまだ(殿堂入りの必須条件とされる)10シーズンをプレーしていないので、この話をするのは早すぎるかもしれないが、彼のこれまでのキャリアを見てきた限り、現役時代が終わった後、オオタニをクーパーズタウンで見ても驚かないだろう」と太鼓判を押している。

 これまでに「満票で3度のMVPに輝き、50/50クラブの創設者である彼は(MLBという)最高の舞台で二刀流選手として活躍する前例のない機会を得た。そして、その両方の役割で超一流の成績を残している」と同記者は絶賛を止めなかった。

(Full-Count編集部)

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