大谷翔平の“善行”で上がった評価 識者が解説…LAで果たしたスターの役割

消防車の運転に挑戦したドジャース・大谷翔平【写真:代表撮影】
消防車の運転に挑戦したドジャース・大谷翔平【写真:代表撮影】

大谷翔平の行動に識者「1人の人間として立派なふるまい」

 ドジャース・大谷翔平投手の“人間性”に改めて注目が集まっている。30日(日本時間31日)、ロサンゼルス近郊の消防署を訪問。大規模な山火事の消火活動にあたっている消防士らを激励した。大谷はこれまで被害へのコメント発信や寄付などを行っている。長年アカデミー賞授賞式の翻訳をした上にスポーツ業界も長い同時通訳者は「1人の人間として立派なふるまい」と絶賛している。

 米メディア「Y! Entertainment」では「LA山火事の救援活動に寄付したセレブたち」と題して、著名人の寄付や活動などを報じている。ビヨンセがLA山火事救済基金に250万ドルを寄付したり、アカデミー賞受賞歴のあるベテラン大物女優のジェイミー・リー・カーティスが夫と子どもたちと共同で100万ドルを寄付したことなどが取り上げられている。

 また、ヒルトンホテル創業者の曾孫で実業家のパリス・ヒルトン氏は、今回の救済活動のための基金を立ち上げ10万ドルを募り、自身も同額を寄付したところ8倍の80万ドルが集まった。俳優のレオナルド・ディカプリオは100万ドルを寄付、ドジャースのフレディ・フリーマン内野手は3つの基金に対してそれぞれ10万ドルを妻と連名で寄付している。

 大谷も地元の複数の機関に50万ドルを寄付している。長年アカデミー賞授賞式の翻訳をした上にスポーツ業界も長い同時通訳者は「米国ではセレブやスポーツ選手はほぼ例外なく基金を立ち上げています。それぞれの専門分野で結果を出すだけでなく、社会に貢献すること、また様々な事象に対して自分の言葉で意見することを求められます」と言及している。

 さらに「単なる選手、映画スターという肩書だけなく、1人の人間として立派なふるまいをし、きちんと行動することが求められるのです」と説明。続けて「大物になればなるほど、この部分に関する世間の目は厳しくなる。そういう意味で、今回、大谷が山火事救済活動に寄付をしたことは、とても好意的に受け止められていると思いますし、LAコミュニティでさらに受け入れられる要素にもなると思います」と評価していた。

(Full-Count編集部)

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