試合出場できなければ「意味ない」 “レギュラークラス”の魅力も…福永奨の進む道
春季キャンプで練習するオリックス・福永奨【写真:小林靖】オリックス・福永奨の覚悟…「試合に出なければ意味がない」
オリックス・福永奨捕手が、巧打者の中川圭太内野手との自主トレで向上した打撃力で「第2の捕手」の座を狙う。4年目を迎える福永は「試合に出なければ意味がないので、まず50試合を目指します。12月、1月はすごく充実しましたから『去年とは全然違うな』というところをアピールしたいですね」。いつになく、自信に満ちた口調で今季の目標を語り出した。
福永は、神奈川県出身。横浜高で1年春からベンチ入りし、3年夏の甲子園では3ランを放った。国学院大4年では主将で4番として、東都大学リーグでチーム初の春秋連覇に貢献しMVPに輝き、2021年のドラフト3位でオリックスに入団した。
肩の強さには定評があり、昨年8月4日のウエスタン・リーグ阪神戦(杉本商事BS舞洲)では、阪神が企画した6つの盗塁全てをアウトにしたこともある。プロ3年目の昨季は初めて開幕を1軍で迎えたものの、チーム事情もあり開幕カードを終えた翌日に出場選手登録を抹消され、開幕からの1軍生活は3日で終わってしまった。
課題の打撃強化へ「僕がもっと打っていれば勝てたという試合もあったと思います」
「(スタメンマスクで)ゲームを作ることはできましたが、チームを勝たせることはなかなかできませんでした。僕がもっと打っていれば勝てたという試合もあったと思います。チャンスで打点を稼ぐなど、勝負強いバッティングができていれば……」
その思いが、中川との自主トレに結びついた。「オリックスの右の好打者といえば圭太さん。昨秋キャンプでいろいろアドバイスをいただいたのですが、よく見てくださっていますし的確なんです。自主トレを(球団施設の)舞洲でやると聞いたのでお願いしました」。言葉に熱が帯びてくる。
「僕が考えていないようなことを考えていらっしゃるし、バットの構えだけでも、ここを少し曲げてみたらとか、伸ばしてみたらなど1つ1つの動きの細かいところまで具体的にアドバイスをしてくださるんです。一緒にできる楽しさもありますが、すごく学ぶことが多く勉強になるんです」
(北野正樹 / Masaki Kitano)