ロバーツ監督、大谷初ブルペンを絶賛「本当に素晴らしい」 異例の取材対応で興奮止まらず

ロバーツ監督「本当に素晴らしい投球でした」
ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、アリゾナ州グレンデールの球団施設で今キャンプ初のブルペン入りした。フォーシーム、ツーシームを計14球を投げた。最速94マイル(約151.3キロ)。デーブ・ロバーツ監督は「なんてこった」と目を丸くした。
正捕手スミスに対しての今春初ブルペン。17番のユニホームを着ての投球となった。通常は練習前に取材に応じるロバーツ監督はこの日ばかりは大谷の投球練習後に対応。賛辞の言葉を並べた。
「素晴らしいと思いました。彼の投球フォームは本当に良く、きれいな腕の動きでした。速球、フォーシーム、ツーシームだったと思います。なんてこった、ボールのスピードは本当に良かったです。彼はかなり満足しているようでしたし、コントロールも本当に良かったです。本当に素晴らしい投球でした」
データを確認しながらの投球。狙いについて指揮官は「彼は早い段階での球速を何よりもまず探っていたと思う。そしてツーシームの深さ、奥行きとか動きも探っていたと思う。彼は自身が投げる球がどう言ったものかを理解するのが非常にうまい。彼の考えている多くのことが、測定基準と合致しているのが、興味深かったよ」と説明した。
大谷がブルペン入りするのは昨年9月21日(同22日)の本拠地・ロッキーズ戦前に30球を投げて以来147日ぶりだ。3月のオープン戦での登板機会はなく、投手復帰は5月頃が見込まれている。
手術明けのリハビリ過程だった昨年とは違った、強度を増した大谷のブルペン投球。より現実的か、と問われたロバーツ監督は「その通りだ。彼がブルペンで投げているところを何度か見たことがあるが、彼がほかの投手たちと並んでこのスプリングトレーニングで投げる姿、投手としての彼をあの瞬間で見ることは、リアリティを感じる部分があった」と、二刀流の本格復帰を実感しているようだった。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
