田中将大は「良い時に戻っている」 “魔改造”の効果を球界OB絶賛…150キロ「絶対投げられる」

田中将大の“復活”を高橋尚成氏が推測
巨人、メジャーリーグで活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。今季から巨人に移籍した田中将大投手について「魔改造は成功の道を辿っているんじゃないかなと思います」と評価している。
日米通算200勝にあと3と迫る36歳右腕の復活に、大きな期待を寄せている。今季から巨人に加入した田中は、宮崎キャンプで“名伯楽”こと久保康生巡回投手コーチと投球フォーム改造に取り組んでいる。
24日に行われたロッテとのオープン戦には移籍後初めてとなる実戦マウンドに上がった。1回を無失点に抑えた投球に高橋氏は「良かったですね。魔改造は成功の道を辿っているんじゃないかなと思います。角度がすごく良くなっているなと思いました。あれだけの角度を持っていれば打者も打つのが難しくなる」と明かしている。
最速は145キロを計測したが「スピード自体はもう少し出るんじゃないかな。145キロで終わるような投手じゃないと思う。150キロを超える直球を開幕までには絶対に投げられると思いますよ。ライブBPでは143キロだったことから考えるとワンステップ上がった。気持ちをもう少しガッと入れるようになればスピードは上がってくると思いますし、それプラス試合で投げれば投げるほど良くなっていく投手なのでスピード自体は150キロくらい出るんじゃないかなと思います」と推測した。
久保コーチとの“改造”については「打点を高くして前の方で投げることが魔改造の内容だったと思う。それができているからあの角度に繋がっていると思います。良い時の田中投手に戻っていると思います」と絶賛した。
シーズン開幕に向けて「これから長いイニングを投げて行ってどこまでコンディションが上がっていくかということと、ひとつひとつボールのクオリティを上げていくこと。それが今後のやっていく作業。今の投球内容だったら全然できていくはずだと思う。長いイニング投げれば投げるほど良くなっていくと思います」と“復活”に期待を高めた。