大谷翔平、菊池雄星から“衝撃1号” 指揮官は新加入32歳へ厳命「瞬き厳禁だ」
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初回に1号先頭打者弾、3打数1安打1打点
【MLB】ドジャース 6ー5 エンゼルス(日本時間1日・アリゾナ)
ドジャースの大谷翔平投手は2月28日(日本時間3月1日)、アリゾナ州グレンデールで行われたエンゼルスとのオープン戦で「1番・指名打者」で先発出場し、初回の第1打席で1号先頭打者弾を放った。菊池雄星投手との花巻東対決で、メジャー8年目で初となるオープン戦初打席初本塁打。デーブ・ロバーツ監督は「彼にはいつも驚かされるよ。打席に立つたびにね」と目を丸くした。
百戦錬磨の指揮官を驚かせた。初回先頭。菊池のフルカウントからの6球目、外角高めの93.9マイル(約150.6キロ)のフォーシームを捉えた。左翼ブルペンへ飛び込むオープン戦1号。飛距離385.7フィート(約117.6メートル)、打球速度107マイル(約172.2キロ)、角度25度だった。
試合中、ロバーツ監督は新加入の32歳コンフォートへ「ショウヘイが打席に入ったら瞬き厳禁だ」と声をかけた。オープン戦にも関わらずチケット完売。「今夜は(大谷へ)大きな期待感があった。キクチから放った第1打席はかなりスペシャルだった」と声を弾ませた。
昨年11月に左肩を手術したが、不安を感じさせないパワーだった。指揮官は「以前の状態に戻そうと、一生懸命に練習に取り組んでいる。手術がうまくいって、シーズンに向けてギアを上げている状態だ。キクチは難敵だったけど、とてもいい打席だった。速球を捉えて、とてもいいスイングをした」と評価した。
1日(同2日)のジャイアンツ戦は欠場し、2日(同3日)のホワイトソックス戦に出場する予定。3日(同4日)の休養日を挟んで、4日(同5日)のレッズ戦では先発の山本由伸、救援の佐々木朗希と共演する可能性がある。東京シリーズへ準備を進めていく。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
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