藤浪晋太郎は「ストライク投げられない」 3四死球KOに地元紙“辟易”、米でも続く悪癖

24日のOP戦初登板は1回無失点2Kも…28日は1回持たず3四死球4失点KO
マリナーズとマイナー契約を結んでいる藤浪晋太郎投手は、2月27日(日本時間28日)のジャイアンツとのオープン戦に登板したが、2/3回を3四死球4失点で降板した。制球難が露呈し、地元紙も厳しい評価を下した。
藤浪は1-0の5回から登板。先頭に死球を与えると、次打者に四球。さらに味方の失策も絡んで失点すると、四球、二塁打を浴びて3点目を失った。その後三振を奪ったところで降板。代わった投手が背負った走者を全て還したため、自責は4点となった。
オープン戦初登板だった23日(同24日)は1回無失点2奪三振と好投し、メジャー昇格にアピールしていたが、この日は投じた25球中ストライクはわずかに12球と厳しい内容だった。
地元紙「シアトル・タイムズ」は初登板の内容は評価しつつ「木曜日(同28日)はイニングを投げ切ることができなかった。99マイル(約159.3キロ)の速球を披露したが、ボール球はすべてストライクゾーンを大きく外れた。ファウルになった数球はストライクゾーンを外れていた」と制球力を指摘した。
ダン・ウィルソン監督が「もちろん、私たちが望んでいるほどストライクを投げられなかった」と、コメントしたことを紹介。「彼の場合、ボールがどこに行くのかわからないのだ。制球の問題というより、ストライクが入らないのだ。(制球難は)NPBに所属していた2017年シーズンから始まり、米国に渡ってからも改善されなかった。2023年シーズンの初球ストライク率はわずか52%だった」と厳しかった。
それでも「マリナーズは彼の90マイル後半の速球と空振りを奪える変化球に可能性を感じて獲得したのだ。握りやフォームの微調整を行うことで、リリーフの一角として起用できることを期待している」と改善を願った。
(Full-Count編集部)
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