大谷翔平、菊池雄星から“今季1号” 3打数1安打1打点、東京開幕戦へ好発進

初打席初アーチを放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
初打席初アーチを放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

初回に1号先頭打者弾、3打数1安打1打点

【MLB】ドジャース ー エンゼルス(日本時間1日・アリゾナ)

 ドジャースの大谷翔平投手は2月28日(日本時間3月1日)、アリゾナ州グレンデールで行われたエンゼルスとのオープン戦で「1番・指名打者」で先発出場し、初回の第1打席で1号先頭打者弾を放った。菊池雄星投手との花巻東対決で、オープン戦初打席初本塁打の離れ業。3打数1安打1打点。3月18、19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕戦へ好スタートを切った。

 乾いた打球音が響いた。初回先頭。菊池のフルカウントからの6球目、外角高めの93.9マイル(約150.6キロ)のフォーシームを捉えた。逆方向へ勢い良く伸びていく打球は左翼ブルペンへ。オープン戦初打席初本塁打はメジャー8年目で初めてだ。

 飛距離385.7フィート(約117.6メートル)、打球速度107マイル(約172.2キロ)、角度25度だった。オープン戦にも関わらずチケット完売。満員で埋まったスタンドのファンの度肝を抜いた。

 2回2死は菊池の3球目、甘く入ったスライダーを振り抜いたが、遊飛に打ち取られた。5回先頭は右腕シルセスの内角シンカーに空振り三振に倒れた。5回の攻撃終了後にクラブハウスへ引き上げた。

 順調な調整を続けてきた。26日(同27日)に実戦形式の打撃練習「ライブBP」では、バックスクリーン右へ飛び込む推定130メートルの特大弾。“今季初本塁打”で、昨年11月に手術を受けた左肩の不安を感じさせなかった。この日は壁当て、キャッチボールの投手調整を行ってからバットを持って屋内施設へ。二刀流調整を進めながら驚弾を放ってみせた。

 2023年まで所属したエンゼルスとの一戦。試合開始直前のウオームアップ中にはテイラー・ウォード外野手と中堅付近で再会。がっちり握手、ハグを交わした。試合では容赦なかった。

 1日(同2日)のジャイアンツ戦は欠場し、2日(同3日)のホワイトソックス戦に出場する予定。3日(同4日)の休養日を挟んで、4日(同5日)のレッズ戦では先発の山本由伸、救援の佐々木朗希と共演する可能性がある。東京シリーズへ準備を進めていく。

(Full-Count編集部)

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