3安打の笹川ら若鷹躍動、12安打9得点で圧倒 楽天は投手戦で競り負け…2日のパ・リーグ

ロッテ戦に出場したソフトバンク・笹川吉康【写真:冨田成美】
ロッテ戦に出場したソフトバンク・笹川吉康【写真:冨田成美】

ロッテは新外国人左腕が振るわず、オリックスFA加入右腕は順調

 アイビースタジアムで行われた「2025球春みやざきベースボールゲームズ」で、ソフトバンクは9-0でロッテに勝利した。2回、柳町達外野手の二塁打などで2死二塁とすると、海野隆司捕手の適時二塁打で先制。なおも2死一、二塁の好機で正木智也外野手と笹川吉康外野手に連続適時打が生まれ、一挙4点を奪った。

 続く3回には、1死から石塚綜一郎捕手と柳町の連打で一、二塁とすると、廣瀬隆太内野手の適時二塁打、海野の適時打で3点を追加。5回には、廣瀬隆に2ランが生まれ、リードを9点に広げた。

 先発の伊藤優輔投手は初回、1死一、二塁のピンチを招いたが、後続を断ち、3回40球3安打無四球1奪三振無失点の好投。続く濱口遥大投手、チャン・ジュンウェイ投手もそれぞれ1イニングを無失点に抑えた。

 6回から登板した木村光投手は、2イニングを投げて1人の走者も許さない圧巻の投球を披露すると、8回からは、村田賢一投手、岩井俊介投手が無失点でつなぎ、試合終了。ソフトバンクは、廣瀬隆が2安打3打点、笹川が3安打1打点をマークするなど、計12安打9得点を記録。投手陣も6投手が無失点でつないだ。

西武はオリックスに逆転勝利

 SOKKENスタジアムで行われた「2025球春みやざきベースボールゲームズ」では、西武が4-2でオリックスに逆転勝利を収めた。先発・高橋光成投手は1回、2死三塁から頓宮裕真捕手に先制適時打を浴びる。その後も毎回走者を許したが、追加点を与えず、3回41球4安打1死球1失点。2番手の菅井信也投手も、5回2死から連続長短打で1点を失ったが、4回53球4安打1四球4奪三振1失点と粘投した。

 打線は2点を追う7回、1死から児玉亮涼内野手の二塁打と滝澤夏央内野手の犠打で2死三塁に。長谷川信哉外野手が8球目に四球を選ぶと、続く平沼翔太外野手の適時打で1点を返した。

 8回には、佐藤龍世内野手の安打と渡部健人内野手の四球で一、二塁の好機をつくり、牧野翔矢捕手の2点適時二塁打で逆転に成功する。なおも1死三塁から児玉の投ゴロの間に1点を追加し、リードを2点に広げた。8回は黒田将矢投手が無失点に抑えると、9回は山田陽翔投手が3者凡退で試合を締めた。

 西武は、平沼と古賀悠斗捕手が2安打を放つなど、計10安打を記録。投手陣も走者を許しながらも最少失点で抑えた。

楽天は広島に敗れる

 倉敷マスカットスタジアムで行われたオープン戦で、楽天は0-2で広島に敗れた。楽天の先発・辛島航投手は、2回までいずれも3者凡退に抑える立ち上がり。3回に3安打で2死満塁のピンチを迎えるものの、3つのアウトをすべて三振で取り、この回を無失点。3回50球3安打無四球3奪三振無失点でマウンドを降りた。

 4回から登板した古謝樹投手が、2イニングを1安打に抑える安定した投球を披露すると、続く江原雅裕投手、鈴木翔天投手、加治屋蓮投手もそれぞれ1イニングを無失点に抑える。

 打線は3回から6イニング連続で安打が生まれるも、後続がつながらず。9回、津留崎大成投手が3連打で無死満塁のピンチを迎えると、犠飛で1点を失った。なおも1死一、三塁から投ゴロの間に走者が生還し、2点差に。最終回の攻撃は3者凡退に終わった。

 敗れた楽天は、伊藤裕季也内野手、小郷裕哉外野手が1安打1盗塁をマーク。計7安打を放つも得点には結び付かなかった。投手陣も8回まで5安打に抑えたものの、津留崎が粘りきれなかった。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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