日本行き叶わず「間違いなくガッカリだ」 名手が明かしていた思い「世界に引けをとらない」
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ゴールドグラブ賞の名手、念願の日本行き叶わず
3月18、19日に東京ドームで開かれるドジャースとの開幕戦に、カブスの二塁を守るニコ・ホーナー内野手が帯同しないことが分かった。昨秋の手術からのリハビリの影響で、念願の日本行きが叶わず「間違いなくガッカリだ」と地元メディアに語っている。
地元紙「シカゴ・トリビューン」が2月28日(日本時間3月1日)に報じた。ホーナーは昨年10月に受けた右屈筋腱の手術のリハビリのため、日本遠征には帯同しないと、クレイグ・カウンセル監督が明らかにしたという。
ルール上では日本へ行くことも可能だったが、チームが日本で試合中はマイナーで調整する。カブス番のメーガン・モンテムッロ記者の取材に、ホーナーは「この時期に一番重要なことは、10月後半まで野球をして、勝つこと」と、やむを得ない決断だったと語った。一方で「これは間違いなくガッカリすることだね。僕には確かに(日本へ)行く希望を持っていたんだ」と複雑な胸中を明かした。
同紙は2月中旬にもホーナーの回復状況を報道。その際にも「日本行きは、ある意味一生に一度のことだし、昨季の優勝チームと対戦して日本人チームメートと祝うことができるし、世界のどことも引けをとらないほど野球を愛するファンの前でプレーできる」と日本行きを熱望していた。一方で、カウンセル監督は日本での開幕カードを「2試合にすぎない」とし、長いレギュラーシーズンを見据えて無理させない考えを示していた。
ホーナーは2023年にゴールドグラブ賞に選ばれた名手。昨年も151試合に出場し、打率.273、7本塁打、48打点、31盗塁をマークしていた。カブスはオフにビダル・ブルーハン内野手やジョン・バーティ内野手を獲得しており、ホーナーの代役となる可能性がある。
3月18、19日に東京ドームで開かれる2連戦では、ドジャースは山本由伸投手、カブスは今永昇太投手が先発予定。大谷翔平投手や鈴木誠也外野手の母国凱旋で、すでに盛り上がりを見せている。
(Full-Count編集部)
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