佐藤輝明に“足りない”ものは? OBが指摘した3つのポイント「打ち方とかどうでもいい」

春季キャンプで練習する阪神・佐藤輝明【写真:栗木一考】
春季キャンプで練習する阪神・佐藤輝明【写真:栗木一考】

高橋尚成氏のYouTubeチャンネルで西岡剛氏と対談

 阪神の佐藤輝明内野手が“真の主砲”になるために必要なことは――。巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」で、阪神OBの西岡剛氏と対談した。プロ5年目を迎えた25歳へ「阪神の看板選手にもっとならないといけない。今後なっていく選手」とエールを送った。

 新人年から3年連続20本塁打以上を続けていた佐藤輝だが、昨季は120試合で打率.268、16本塁打、70打点にとどまった。西岡氏は「ちょっと振りすぎ。気持ちが強すぎ。もっとリラックスして。プレースタイルを見ても常に振りに行きたい。でも毎回100点を求めずに塁に出ることを掲げていけば、自ずと本塁打数も上がっていく。打撃で絶対に崩してはいけないのがタイミング。それによってバランスが整って、噛み合って初めてパワーが生まれる。パワーが先にきてしまうとこの瞬間にバランスが崩れる」と指摘した。

 独特の“浜風”が吹く甲子園球場で、左打者が本塁打を放つのがいかに難しいかには理解を示し、打撃技術についても「パワーはずば抜けていますし、柔らかさっていうのも本当にいいと思うんです」と称える。

 そのうえで、不動の4番打者になれるか聞かれると「ならないといけない。なるためにどう指導していくか。打ち方とかどうでもいい。タイミング、メンタル、モチベーションだけ。打てなくても『次打ったらいいやん』っていうメンタルを常に。打てなくなると次誰も声をかけたくなくなる。それでひとりの世界に入っていくとドツボにハマる」と話した。

(Full-Count編集部)

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