侍J・井端監督、WBCまで「あと2回しかない」 オランダ戦を「全力で戦う」

第1戦は宮城、第2戦は種市が先発予定
5、6日に京セラドーム大阪で行われる強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ」を前に、野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督が4日、記者会見に臨んだ。「元メジャーリーガーもいますし、バランスの取れた素晴らしいチーム。明日は全力で戦えたらいいなと思います」と意気込みを語った。
メンバーについて「スピードある選手もいますし、長打を打てるバッターも半分以上揃えたつもり」と自信をのぞかせた。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて「この3月の強化試合、11月の強化試合と2回しかない。選手たちにはいいパフォーマンスを見せてほしい。あと1シーズンあるので更なる成長にも期待したい」と語った。
メンバーは2月14日に発表。28人のうち20人は初の代表選出となった。大山悠輔内野手(阪神)とともに最年長の吉川尚輝内野手(巨人)は「このユニホームを着ることは野球人として目標。強化試合ですけど、選んでいただいてすごくうれしく思っています」と意気込んだ。その上で「来年のWBCに出れるように、選んでいただけるように、やっていきたい」と来年のWBCを見据えた。
宮城大弥投手(オリックス)と種市篤暉投手(ロッテ)が、それぞれ第1戦、第2戦の先発マウンドに上がる予定。井端監督は宮城に「3イニングの予定でいますけど、いい流れを作ってもらえればと。調整段階ですけど、いいパフォーマンスを見せてもらえればなと」と期待を寄せた。
井端監督が率いる侍ジャパンは、昨年11月の「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」決勝で台湾に敗れた。今回のオランダ戦はプレミア12のメンバーが1人も含まれておらず、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のメンバー選考に向けて重要な試合となる。
(Full-Count編集部)