大谷翔平より“格上”発言に「ノーだ」 元選手が否定…ヤ軍問題児も「同等ではない」

アメリカンフットボール界の“二刀流”選手の発言が物議
ドジャース・大谷翔平投手への“挑発”をめぐり、発言した他競技の選手へ対し、米メディアが苦言を呈している。NFLでもオフェンスとディフェンスの“二刀流”を目指すコロラド大3年のトラビス・ハンターが「(自分のほうが)難しい」と語ったを受け、米メディアやヤンキースの“問題児”も異論を唱えている。
物議を醸したのは、米メディア「ジョムボーイ・メディア」が公式X(旧ツイッター)で投稿した映像。「あなたがアメリカンフットボールでやっていることとオオタニが野球でやっていること、どちらが難しいですか?」と聞かれたハンターは「多分、私がフットボールでやっているほう。オオタニはもちろん素晴らしい選手だけれども、フットボールのほうが体にかかる負担が大きいから」と答えていた。
これに対し、MLBネットワークのラジオ番組「シリウスXM」で元ツインズのトレバー・メイ氏が言及。「彼に同意しないよ。(NFLで二刀流をやるには)両方とも非常に優れていないといけない。しかも、1つの試合で同時にやる訳だから体力も必要だ。なので、彼の主張で理解できるところもある」。大変さに理解は示しつつも「でも、スポーツで最もユニークで難しいことは動くボールを打つことだ。しかも、他のスポーツが野球に生きる訳でもない」と語った。
「投球と打撃では全く違うし、片方できたからと言ってもう片方も出来る訳ではない。だからオオタニ級にどちらもできることは、スポーツ史上最も称賛に値することなんだ」と力説。さらに「そして、ベーブ・ルースも最も称賛に値するアスリートの1人。しかも(大谷とルースは)投打共に最高の選手だ。その2人しかいないんだ。トラビス、ごめん。言いたいことはわかるけど、ノーだ」とバッサリと言い切った。
また、奔放な言動から“問題児”としても知られるヤンキースのジャズ・チザムJr.内野手もX(旧ツイッター)を投稿。「アメージングなアスリートだけど(大谷と)同等ではない!」と同調。大谷の二刀流の“偉大さ”を強調していた。
(Full-Count編集部)
