佐々木朗希は「素晴らしい投球」 指揮官は東京開幕第2戦へ太鼓判「その形で行こうと」

レッズ戦で2番手で救援、3回5奪三振無失点
【MLB】ドジャース 4ー2 レッズ(日本時間5日・アリゾナ)
ドジャースの佐々木朗希投手が4日(日本時間5日)、アリゾナ州グレンデールで行われたレッズとのオープン戦に初登板。3回を投げ2安打、2四死球、5奪三振無失点だった。最速は99.3マイル(約159.8キロ)だった。デーブ・ロバーツ監督は「グレート。グレートだったよ。素晴らしい投球だった。私たちが見てきた中でベストだ」と賛辞の言葉を並べた。
佐々木は山本由伸の後を受けて5回からマウンドへ。5回1死一、二塁のピンチを連続三振で切り抜けると、平均98.0マイル(約157.7キロ)のフォーシーム、スプリットで痛打を許さなかった。指揮官は「感情をどうコントロールできるかに注目していた。メジャー初登板だったからね。ファンタスティックだった。99マイル(約159.3キロ)を数回計測していたと思う。スプリットでも空振りを多く奪えていた。感情をとてもうまくコントロールしていた」と笑顔を見せた。
落差の大きなスプリットで4三振を奪った。「力強いスプリットだ。速球のように見えるけど、真下に落ちたり、左右に変化する軌道もある。どういう変化をするかわからないから、(打者にとって)予想することはタフなことだ」と舌を巻いた。
開幕投手を務める山本の次戦は10日(同11日)のダイヤモンドバックスとのオープン戦。佐々木は翌11日(同12日)のガーディアンズ戦で先発する。19日のカブスとの開幕第2戦(東京ドーム)へ最終調整の舞台となりそうだ。佐々木の開幕第2戦での先発について、ロバーツ監督は「球団としては、その形で行こうと思っている。でも一番大事なのは、彼が自信を持って投げること。間違いなく自信を持った若手選手だ。今日はいい日だった」と期待を口にした。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
