先頭打者弾デビューの水谷「2年前なら考えられなかった」 現役ドラフトが変えた運命

オランダ戦の初回に本塁打を放った侍ジャパン・水谷瞬【写真:小林靖】
オランダ戦の初回に本塁打を放った侍ジャパン・水谷瞬【写真:小林靖】

水谷は初の代表デビュー、先頭打者アーチを放った

 野球日本代表「侍ジャパン」は5日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ」でオランダ代表と対戦し、5-0で勝利した。試合後のヒーローインタビューに登場した水谷瞬外野手(日本ハム)は「2年前だったら考えられなかった舞台だと思うので」と、激変した自身のキャリアを振り返った。

 記憶に残る代表デビューとなった。「1番・指名打者」で出場した水谷は相手先発・ケリーの2球目を捉えると、バックスクリーン後方へ一発を叩き込んだ。代表初スイングでいきなりの豪快弾。場内はどよめきと歓声が起こった。

 2018年ドラフト5位でソフトバンクに入団。逸材と評価されながら1軍での出場機会はなく、2023年12月の現役ドラフトで日本ハムに移籍した。すると、新庄剛志監督の下で才能が開花する。交流戦では歴代最高打率の.438でMVP受賞、オールスター選出を果たし、故障もあったが97試合で打率.287、9本塁打、39打点をマークした。そして今回、現役ドラフトの選手では初の代表入りを果たした。

 インタビューでは「打った瞬間いったかなという感触でした。入ってくれて良かったです」と笑顔。「本当に1打席目からファンの方の歓声をいただけましたし、その中で日の丸を背負えてるという感謝の気持ちとありがたい気持ちで(ダイヤモンドを)走りました」。「2年前だったら、考えられなかった舞台だと思いますので、ここまで本当に支えてくれた方々に感謝しつつ、明日以降も頑張っていけたらと思います」と改めて笑みを見せた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY