トラウトは「3割&40HR可能」 捨てたプライド、新たな“聖域”に米太鼓判

中堅から右翼にコンバートで「カムバック賞」の候補に
米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボウデン記者が、エンゼルスのマイク・トラウト外野手の「カムバック賞」の可能性に言及している。今年の候補者10人を挙げ、中堅から右翼にコンバートされるトラウトは6位の位置づけだ。
33歳のトラウトは2011年にメジャーデビュー。2012年から中堅のレギュラーに定着し、3度のMVPを獲得。11度のオールスター戦選出と輝かしいキャリアを築いてきたが近年は故障がちで、昨季は自己ワーストとなる29試合出場にとどまった。
2021年は怪我の影響で36試合出場。翌2022年にも守備の負担を減らすためコンバート案は浮上していた。同年3月15日(日本時間16日)のMLB公式サイトでは、ジョー・マドン監督(当時)からの提案を“拒否”したトラウトの「提案されるまで考えていなかった。私は中堅を守りたい」というコメントが掲載されている。
それだけ強いこだわりを持っていた中堅の守備。ボウデン記者は、フィル・ネビン前監督も説得に失敗したことに触れ「三度目の正直となった」と説明し「(トラウトが)健康を維持する必要があることを理解した」としている。
その上でDHでフル出場させるプランも掲げつつ、復活について「右翼へ移動するだけで、その可能性が十分、高まるかもしれない」と予想。試合に出場し続ければ「再び打率.300、40本塁打を達成できない理由はないだろう」と輝きを取り戻せると強調している。
(Full-Count編集部)
