エ軍でめっきり減った大谷ユニ 二刀流の移籍から1年超…「NOHTANI」で描く“未来”

エンゼルス時代の大谷ユニホームを着たファンは数えるほど
ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、アリゾナ州テンピで行われたエンゼルスとのオープン戦の遠征メンバーに入らず、同州グレンデールの球団施設で練習を行った。チーム本隊がオープン戦を行った大谷の古巣キャンプ地・ディアブロスタジアムは、昨年とはまた違う光景が広がっていた。
「今日はオオタニに来て欲しかったけどね」。こう肩を落としたのは、エンゼルス17番のユニホームを着た男性ファン。この日はアナハイム近郊から車で6時間をかけて観戦に訪れたという。「オオタニの移籍したドジャースはワールドチャンピオンになった。エンゼルスも今年こそ……」。悲壮な思いを明かす。
大谷がドジャースへ移籍して1年以上が経った。昨年のオープン戦はエンゼルスの大谷ユニホームを着たファンが目立ったが、今年は数えるほど。明らかにドジャースの大谷ユニホームを着るファンが多かった。エンゼルスの17番ユニホームでも、背ネームを改造。「OHTANI」の先に「N」をつけて「NOHTANI」としていた。もう次へと目を向けているようだ。
エンゼルスがポストシーズンに出場したのは2014年が最後。それでも、3年総額6300万ドル(約94億円)でエンゼルス入りした菊池雄星投手はキャンプ初日に「僕は、このチームの未来は明るいと思って選びましたから。とにかく今年ポストシーズンに近づく、狙う。そういう気持ちでいます」と決意を語っていた。
「ユウセイに頑張ってもらいたいね」と先のエンゼルスファンは語った。今年こそ悲願のポストシーズン進出を――。こう願っていた。