佐々木朗希の“投球術”に「感心した」 特大ファウルの直後…球界OBが称えた1球

79発ペレス氏「どのチームに行ってもエースをはることができる」
ドジャースの佐々木朗希投手は、4日(日本時間5日)のレッズとのオープン戦に初登板し、3回2安打無失点だった。最速99.3マイル(約159.8キロ)の“デビュー戦”に、球界OBからは賛辞の声が相次いでいる。
MLBネットワークのラジオ番組「シリウスXM」で、通算754試合で79発を誇る元レッズのエドアルド・ペレス氏が「攻めの投球をしていたね。ロウキ・ササキはアンビリバボーな投球をした。A評価だよ。昨日の投球が出来れば、どのチームに行ってもエースを張ることができる」と絶賛した。
また米スポーツ局「MLBネットワーク」のオフの情報番組「ホット・ストーブ」の司会を務める元マリナーズのハロルド・レイノルズ氏も「失望させられる要素はなかった。インクレディブルだった」と称える。
メジャー12年間で1374試合出場の経験を持つが「初球に99マイル(約159.3キロ)。100マイル(約160.9キロ)は時間の問題だ。速球はずっと90マイル後半だった。カーブには感心したよ。感触がよくなかったけど、(感触が)戻るまで投げ続けた。(その結果、打者はタイミングを)ずらされた」と“修正力”にも注目した。
さらに「スプリットもえげつなかった。(佐々木のスプリットは)世界最高の1つだ」として、7回2死でのカルロス・ホルヘ外野手との対決を挙げた。初球は97マイル(約156.1キロ)の速球を投じ、2球目はスプリットで「(佐々木はスプリットを)もう1球投げれば絶対に打たれないことを知っていたが、次はあえて速球でチャレンジをした。(その結果、あわや本塁打の特大)ファウルを打たれた。ササキの気に入ったところはその次なんだ。『もう1球速球を投げる』ってね。スプリットを投げれば打ち取れることを知っているにも関わらずだ。(4球目に)彼は速球を投げたんだよ」。
最後はカウント2-2からの6球目、スプリットで空振り三振に仕留めた。「楽しかったよ。速球をあわや本塁打にされたのに、また速球を投げたことが気に入った。本当に本当に感心する登板だったよ。ヤマモト、オオタニ、そして少しだけダルビッシュが混ざっているようだったね。本当に感心したよ」と“ニュースター”にご満悦だった。
(Full-Count編集部)
