侍Jの“新秘密兵器”? 井端監督「さらに速さを感じた」…DeNA梶原の“ポテンシャル”

5日にダブルスチール成功…6日は二塁から内野安打で生還
野球日本代表「侍ジャパン」は6日、京セラドーム大阪で行われた強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ」に臨み、9-0で勝利した。試合後に取材に応じた井端弘和監督は「良い武器になると思います」として、梶原昂希外野手(DeNA)に注目した。
今回が初代表となった梶原は、5日の第1戦の6回から代走で出場。1対0と接戦の中で一、二塁の場面、ダブルスチールを仕掛けて見事に三塁を陥れる。その後、適時打で貴重な追加点のホームを踏んだ。
6日の第2試合は「6番・中堅」で先発出場。4回と5回に四球で出塁、さらに二塁から岸田の内野安打の間に本塁へ生還した。持ち味の身体能力溢れるプレーで魅了した。8回には代表初安打となる左適時打もマーク。井端監督も「グラウンドで見るとさらに速さを感じました。良い武器になると思います」と称賛の言葉を惜しまなかった。
これまでの侍ジャパンでは“秘密兵器”となる韋駄天が存在感を発揮した。第5回ワールド・ベースボール・クラシックでは、準決勝のメキシコ戦で代走の周東佑京内野手が爆走でサヨナラのホームを踏んだことは記憶に新しい。昨季リーグ2位の16盗塁をマークして飛躍を遂げた25歳。WBCでも自慢の快速を披露することができるだろうか。
(Full-Count編集部)