元燕右腕、大谷翔平に「借りがあるって伝えたい」 初対戦で明かした8年前の“因縁”

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ブキャナンは先頭の大谷にカットボールを左翼線へ運ばれ二塁打とされた

【MLB】ドジャース ー レンジャーズ(日本時間7日・アリゾナ)

 元ヤクルトで現在レンジャーズとマイナー契約を結んでいるデービッド・ブキャナン投手が6日(日本時間7日)、アリゾナ州グレンデールで行われたドジャースとのオープン戦に先発。先頭の大谷翔平投手に左翼線二塁打を浴びたが「本塁打を打たれなかったら合格だ」と振り返った。

 先頭の大谷に対して、カウント2-2からの5球目の外角カットボールを打球速度100.6マイル(約161.9キロ)で左翼線に弾き返され二塁打とされた。ベッツ、フリーマンは打ち取るも、2死三塁から三塁手の失策で1点を失い、1回1安打1失点だった。

“MVPトリオ”との対戦を振り返り「結構いい打線だね! 興奮したよ」と笑顔。大谷については「アウトを奪おうとしたよ。本塁打を打たれないようにね! 彼は本当に素晴らしい打者。ボールの出し入れをして、持っているものを駆使したよ。バックドアのカットボールをいいところに投げられたと思った。本塁打を打たれるようなスイングはされなかったけど、軽打で100マイルの打球を打たれたよ」と二刀流を称えた。

 日本での対戦経験はないという。2017年6月17日には日本ハムとの交流戦で9回4安打完封勝利を挙げたが、この試合で大谷は出場していなかった。「日本語で挨拶をしたかった。ヤクルトのチームメートからは『ショウヘイが出場していないから、ノーカン。(大谷が出場しているときと比べて)クールじゃないよ』って言われていたんだ。だから彼(大谷)には、私の完封勝ちに借りがあるって伝えたいよ!」と話して周囲を笑わせた。

降板後に取材に応じたデービッド・ブキャナン【写真:小谷真弥】
降板後に取材に応じたデービッド・ブキャナン【写真:小谷真弥】

 2019年にヤクルトを退団後は韓国KBO・サムスンで4年間プレーし、2024年から米球界に復帰した。「間違いなくいい経験だったよ。私も家族も素晴らしい経験をした。日本はファンタスティックだった。日本や韓国で体験した文化、街の空気、人はどれも素晴らしかった」と回顧した。

(Full-Count編集部)

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