大谷翔平、5月の二刀流復帰が後倒しか 投手調整を中断→打者専念…指揮官説明「休養を」

キャンプ中のライブBP登板予定もなし「ペースを落としたかった」
【MLB】ドジャース 8ー4 レンジャーズ(日本時間7日・アリゾナ)
ドジャース・大谷翔平投手が本格的な投手調整を一時中断することになった。デーブ・ロバーツ監督が6日(日本時間7日)のレンジャーズとのオープン戦後に明らかにしたもので、キャンプ中に予定されていた実戦形式の投球練習「ライブBP」も中止に。当初は5月頃と見込まれていた二刀流復帰についても「分からない。予定は設けたくない」と話した。
大谷は2月25日(同26日)にキャンプ4度目のブルペン入り。その際にキャンプ最多の30球を投げたのが最後となっている。その後、投手としての調整は壁当てとキャッチボールを行うのみ。一方で、打者としてはオープン戦で4試合連続安打を放つなど順調に調整を進めている。ロバーツ監督は「試合の強度が増して、負担が増えているので、少しだけ休養を与えたかった。ペースを少し落としたかった」と明かした。
この日も壁当て、強度のあるキャッチボールを行ってから試合に臨んだ。ロバーツ監督は「詳細なタイムラインを設けることはない。打者としての負担などを考慮している。キャッチボールはしている。肩は動かしている状況だけど、(打者として出場する)試合での強度が増している中で、ブルペンでも強度を上げることはスマートなことではないと思った」と説明した。
いつ投手・大谷のペースを上げるかとの問いかけには、「いつになるか分からない。打者として準備しているから理にかなっている。オフに左肩の手術も受けているから、状況を見ながら判断している。不必要な無理はさせたくない」と答えた。
指揮官が「5月が妥当」としていた二刀流の復帰時期についても慎重だ。「その話は1月にしたけど、私たち全員、大まかな目標しか設定していない。なので、わからない。ステップを踏んで、状況が分かれば、(詳細な復帰時期も)分かる。ショウヘイや君たちにも(具体的な)予定は設けたくない」とロバーツ監督は話した。2年ぶりの二刀流復帰へ、一歩ずつ一歩ずつ準備を進めていく。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
